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ノーベル平和賞・劉氏の妻 夫の投獄は「むしろホッとした」

 中国の民主化を訴え続ける中国人作家・劉暁波さん(54)が今年のノーベル平和賞に選ばれた。国家政権転覆扇動罪で服役中の暁波さんに代わり、メディアの取材に応じたのは暁波さんの妻・霞さん(49)だった

 2008年12月、劉暁波さんは民主化を求める「08憲章」を起草したことで拘束され、2010年2月に「懲役11年および政治的権利剥奪2年」の刑が確定。4000日以上も自由を奪われる夫の運命を前に、妻・霞さんは身じろぎひとつしなかったという。

「彼女はいつも穏やかでプラス思考。“盗聴や尾行が当たり前だったから、投獄されてむしろホッとした。獄中のほうが命に危険がなくて安心します”と話し、あと10年残っている懲役のことも“もう10年しかないなんて短いわね”と、気丈に振る舞っていました」(夫妻と親交がある在日中国人作家・劉燕子さん)

 現在、霞さんは中国当局によって軟禁状態にあると報じられている。受賞後、劉燕子さんは何度も霞さんに電話したが、つながらなかったという。

※女性セブン2010年11月4日号

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