国内

マツコらのおネエブーム 草食男子増加と共通点あるとゲイ専門家

 女装家マツコ•デラックス(38)やはるな愛(37)などのおネエキャラがブームになっている。

“最低な女ね”“ブス”という言葉もゲイにいわれると、かえって親密な関係を築く言葉で、そんなかえって遠慮のいらない関係が心地いいという女性もいる。

 しかし、その一方で男性の態度は頑なだ。“そもそも、ゲイという存在は受け付けない”そんな意見をいう男性が多い。

「女性にくらべると圧倒的に男性のほうが受け入れのキャパは狭いでしょうね。実際、若い世代は変わってきているかもしれませんが、30代以上の男性はゲイと聞いただけで“理解しえない存在”と決めつけて接してしまう部分がある」と語るのは自身もゲイで、15年以上前から講演や執筆活動を行い、同姓愛者たちの相談受付をしている伊藤悟さん。

「私が小さいころもそうでしたが男性は“男の子なんだから”“男は泣くな”“男は~”といわれてずっと育ってきている。同じ性別として生まれてきた“男”が“女っぽいことをする”拒否感も大きいんでしょうね。なかなか認められないんだと思います。ゲイと2人になるとどうしていいかわからないという男性がほとんどなんですよ」

 また、伊藤さんは、女性がゲイに喝采を送り、おネエブームとなった理由を「男性の“男らしくなさ”」がキーワードだと考える。

「いまの女性たちは男性に“男らしさ”を求めていないように思います。女性も外で働いている人も多く、職場でも家庭でも男女対等に生きたいと思う人が増えていくなかで、男性が女性に古き日本のいわゆる“女性らしさ”を求めたり、“男らしさ”を誇示すると大変です。いま、若者の間で“草食男子”が増えているのもそんな背景があるのではないでしょうか」

※女性セブン2010年12月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン