毎日のシャンプー。“寒いから”とチャッチャと洗ってすませていませんか? この時期こそ、しっかりケアを! 東京・青山のヘアサロン『AMATA』のオーナーで、毛髪診断士の資格を持つ美香さんに、正しいシャンプーを行うための3つのポイントを聞いた。
【シャンプーの前に1分間予洗い】
寒いからと熱めのお湯にすると、頭皮にダメージを与え、かゆみなどが出る場合も。38 ~40度程度のぬるま湯で、まずは、頭皮と毛髪を1分間じっくり濡らす。頭皮が充分濡れていないとシャンプーの泡が立たず、汚れが落ちにくくなる。
【下から上へらせんを描くように洗う】
爪は立てず、指の第一関節の腹でしっかりと頭皮をとらえる。グルグルとらせんを描きながら、下から上へ向かって“指圧洗い”を。「洗い残しがないように、頭皮のすべてをさわる意識で。途中、指のすべりが悪いときは、お湯を足します」(美香さん)。
【冬のコンディショナーは1.5倍の量を】
「髪の水分量は11~13%ですが、冬は空気の乾燥でその量が減少しがち。キューティクルやタンパク質の繊維が損傷しやすくなるため、パサつきが加速します。冬のコンディショナーは、普段の1.5倍の量に。しっかり保湿して乾燥防止を」(美香さん)。
一方で、これはやってはいけないという洗髪方法は以下の3つ。
【やさしく洗う】
頭皮を肌と同じようにやさしく扱っても汚れは落ちない。
【すすぎが不充分】
すすいだお湯を洗面器にためてみて、泡が残っていたらNG。
【うるおいを残しすぎ】
トリートメントなどを髪に残しすぎると、地肌トラブルにも。
※女性セブン2010年12月9日号