クリスマスのイルミネーションが各地で始まった。最近はベランダや、玄関まわりなど、きらきら模様替えして、自宅をきらびやかに飾る「ホームイルミネーション」を楽しむ人も増加中。達人たちに聞いた、初めてでも安全&簡単にできるホームイルミネーションテクで、今年はいつもと違う冬の夜をみたい。
「ポイントさえ押さえれば手軽にホームイルミネーションを楽しめます」と話すのは、イルミネーションを扱うアイリスイルミネーションドットコムの石川佳奈子さん。
【計画を立てる】
まずは、家族で「どんなイルミネーションをどこに飾るか」の計画を立てる。DIYアドバイザーの山田芳照さんは、グッズをやみくもに揃えるのではなく、「家のどこに飾るのか、予算はいくらか、メインは何かを最初に決めること」が大切だという。
「飾る場所を測り、電源の場所も確認することが買い物前に必要です。屋外の場合、外電源の確保ができるかどうかの確認も忘れずにしてください」(石川さん)
【ライトの選択】
次はライトの選択だ。「最近は、LEDタイプのライトが多いですね。価格はLEDのほうが10倍ぐらいしますが、電気代は電球の10分の1程度で寿命も長い。また、LEDは強い光で、青や白が主流、電球はオレンジ系の温かみのある色合いになるので、そこはお財布と好みで選んでください」(山田さん)
またタイマーなどを使い、点灯時間をコントロールするのも電気代の節約になる。ライトの種類は、植木や柵にぐるぐる巻けるストレートタイプ、チカチカ点滅タイプ、リース形など形が既にできあがっているタイプ、といろいろあるので、場所に合わせて選ぼう。また屋外の場合は、防水テープなどを巻いたり、専用グッズを選ぶなどして、防水対策はしっかりとりたい。
【飾り付け】
「窓や植木、玄関などから始めてみて」と石川さんはアドバイスする。山田さんは「毎年グッズを少しずつ増やしていくのも楽しいですよ」とアドバイス。つい「あれもこれも」と欲張ってしまいがちだが、色を1~2色でまとめると統一感が出る。家や木は傷つけないようになるべく釘は使わず、結束バンドやひっかけるだけの金具で飾る。また、シーズンが終わって片付けるときも重要。「電飾をきれいに拭いて丁寧にしまうと寿命も延びます」(石川さん)。
【マナー】
忘れてはいけないのがご近所へのマナー。22時ごろには消すことを心がけ、事前に挨拶するなどコミュニケーションを大切にしたい。
さあ、しっかりイメージが固まったら、ホームイルミネーションを始めましょう。
※女性セブン2010年12月9日号