ライフ

「貼るカイロ」 正しく貼れば末端冷え性、内臓型冷え性にGood

北海道・東北・北陸地方はもちろん、九州・四国など全国的に降雪や厳しい寒さに襲われている今年の冬はカイロが手放せない! しかしカイロじゃどうも温まらない…と思っているアナタ。「それは使う場所に問題があるから」と、するどく指摘するのは成城松村クリニック院長の松村圭子さんだ。

「手足が冷たいなどの末端冷え症の人がカイロで指先を温めようとしても無駄。末端冷え症の場合は、指先にまでうまく血液が回らない状態なので、まずは血管が多く集まる部分を温め、血流をよくすることが先決です」(松村さん)

場所は、お腹、腰の真ん中、二の腕の裏、太い血管が体の表面を走っている太ももの付け根に加え“首”がつく手首、足首、首の横など。

「血液が末端までいかないのは血管が収縮しているから。温かい血液が流れれば、血管も開き、手足の先までポカポカしてきますよ」(松村さん)

末端冷え症の人は自覚症状があるため、まだ対処のしようがあるが、「怖いのは内臓が冷えているタイプだ」と語るのはイシハラクリニック副院長の石原新菜さんだ。

「少し動いただけや、ご飯を食べただけで汗が出るような人は要注意。暑がりだと思って、薄着をする人も多いようですが、このタイプは体温が35度台など低体温の人が多い。それは体に無駄な水があるため、内臓が冷やされて代謝が下がり、うまく熱が作れない結果、体温が低くなってしまっているんです」(石原さん)

体温が1度下がれば免疫力が約30%低下し、さまざまな病気を起こしてしまう可能性も。

「内臓型冷え症による低体温の人はおへそより1~2センチ下のところにカイロを貼りましょう。お腹を温めると臓器の働きもよくなります。末端冷え症の人もここを温めるのはおすすめ。血液は1周約45秒で全身を回るので、血液の多く集まっている場所をまず温めれば、体全体を効率よく温められます」(石原さん)

※女性セブン2011年2月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン