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ハリソン・フォード「最近のハリウッドは思春期向けばかり」

 映画『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』などの大ヒット・シリーズで知られる俳優のハリソン・フォード(68)が、今回はロマンチック・コメディーに挑戦した。

 作品は『ノッティングヒルの恋人』で名を上げたロジャー・ミッシェル監督による『恋とニュースのつくり方』(2月25日より公開)。

「この脚本をもらったときは嬉しかったよ。笑えたから。最近ではハリウッドも思春期向けのユーモアものばかり。機知に富んだコメディーなんてめったにお目にかかれないから」

 と、ジョークを飛ばすも68才とは思えないダンディーなオーラが漂う。作中では、新人女性プロデューサーによって、カジュアルな朝の報道バラエティーに起用された硬派の大御所ニュースキャスター、マイクを演じている。

「マイクは、仕事人生をジャーナリズムに捧げてきた。完璧主義者だけれど、態度は横暴だし、自信過剰の嫌なヤツだ。やむなく朝の報道バラエティーに戻ってくるけど、そういうエンタメ番組を見下している。でも、ぼくはその仕事がなんであれ、いい仕事をする人のことを尊敬するよ。モーニングショーにも映画のプロモーションのたびに出演している。そうした番組を成功させている人たちを高く評価しているんだ」

 マイクは、ヒロインの恋人でもあるプロデューサーに“世界で3番目に嫌なヤツ”というお墨付きをいただくが、実際のハリソンはウイットに富んでいて、ちょっとおどけた、誰からも愛されるキャラだ。あのインディ・ジョーンズそのまんま。

「嫌なヤツを演じるのは、おもしろかったよ。こういう役はやったことがなかったから。もちろん、ぼくとは似てないと願っているけど(笑い)。でも、俳優はなにかしら自分の人格をベースにして演じるもの。だからリアルなぼくも一部に存在することは確か」

※女性セブン2011年3月3日号

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