芸能

何を言っても返り討ち!取材者泣かせの「樹木希林恐怖伝説」

 交際女性に復縁を迫って逮捕された内田裕也(71)と、「女性には(事件を)さらしてくれてありがたかったと思ってます」と語った妻・樹木希林(68)。二人は35年もの間、別居状態を続けながら、いまだに夫婦関係を続けている。プロインタビュアーの吉田豪氏は、「内田裕也がロックなら、樹木希林はパンクですよ」と評している。

 吉田氏は内田裕也にインタビューして以来何度も会い、内田の著書『俺はロッキンローラー』の復刊にも携わっているが、インタビュー嫌いで有名な樹木希林にも4時間半に及ぶインタビューを敢行している(雑誌『hon-nin』vol.8)。

 樹木は写真撮影しながら開口一番、「私、寄りの写真って大っ嫌いなの」。吉田氏が「希林さんは、思わず近寄りたくなるタイプってことなんじゃないですかね」とフォローするも、「冗談で言ってるんじゃなくて、私は本気で言ってるんだからさ。誰に対してもそうしてるじゃない!」と返り討ちに遭う。吉田氏はこのインタビューを、「今までで一番怖かった」と語る。

「途中で『いまのところ過去に話してないことなんて出てきてないわよ』って追い込まれて。共演者がいう『希林さんに泣かされた』って話は嘘じゃなかったって。希林さん、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』で日本アカデミー賞主演女優賞をとったあとだったんですけど、僕もエキストラで作品に出てたんですよ。その話をしたら、希林さんは作品の出来に不満で、監督に『あのね、どこかであんたが刺されて死んでたら、犯人は私だから』と殺人予告までしてたっていう(笑)」(吉田氏)

※週刊ポスト2011年6月3日号

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