ライフ

1万円冷却マット 背中ヒンヤリで連日お化けの夢をみる奥様

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回の報告は、運輸会社勤務のご主人(54歳)。奥様(52歳)と相談し、ある物を購入しました。

 * * *
 50歳を過ぎてから夜中のトイレが近くなり、困るのは一度起きると、なかなか寝付けないことです。隣の布団で気持ちよさそうに寝息を立てる女房を見るとイラついて、わざと大きなクシャミをします。でも、薄目を開けた女房はすぐに何事もなかったように爆睡です。

 先日もなかなか寝付けなくて、テレビの通販番組を見ていたら、紹介されたのはジェル入り冷却マット。「これだ!」と、女房の了解も得て、枕付きで2セット購入しました。これが思った以上に快適! 敷布団の上にマットを敷いて寝ると、頭と背中がひんやりしてすぐに眠りにつけました。途中、トイレに起きましたが、戻るとすぐに眠気が。「よーし、これで朝までグッスリ、夏バテなんか吹っ飛んじゃうぞ!」そう思いながら、再び眠りに。

 ところが、突然「ギャ~ッ!」と女房の悲鳴が。「こ、怖~い」と、飛び起きた僕にしがみついてきました。ま、まさか泥棒!?

 すると、女房は「背中がひんやりするからかしら? お化けの夢を見たの」と、怖がっている様子。あのなァ、10代の少女じゃあるまいし。

「オレの夏バテ防止のためだ。お前は、マットなしで寝ろ」というと、「嫌よ! 1万円もしたんだから」だって。ああ、次の日も、また次の日も、女房の悲鳴に起こされる僕なのです。

※週刊ポスト2011年8月12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン