芸能

萬田久子の事実婚夫死去で60億円遺産の相続争いが勃発か

8月9日、女優の萬田久子と事実婚状態にあったアパレルメーカー「リンク・セオリー・ジャパン」の社長兼CEOを務める佐々木力氏が亡くなった。佐々木氏の遺産は60億円以上とも言われており、その配分を巡って行方が注目されている。

佐々木氏は生前、子供たちの行く末を気にしていた。2002年に資産管理会社を立ち上げると、前妻の3人の子供たちを取締役につけた。2006年に萬田との間にもうけた子供も取締役に就任させている。

今年7月には別の愛人Aさんとの間にできた“隠し子”の存在が報じられたが、佐々木氏はその子供も認知しているとされる。最後の病室には、萬田とその子供のほか、前妻の3人の子供も揃って佐々木氏を看取ったが、株の売却益など60億円以上とされる佐々木氏の遺産をめぐり、争いが起きる可能性もある。相続問題に詳しい荘司雅彦弁護士の話。

「佐々木氏と婚姻関係にない萬田さんには相続の権利はない。たとえ佐々木氏が、萬田さんに全ての財産を渡すと遺言書を書いていても、法定相続人には『遺留分』と呼ばれる相続の権利がある。それを上回る遺言だった場合、法廷に持ち込まれる可能性も出てくる」

法定相続人は佐々木氏の5人の子供のみ。前妻との間の3人の子供は嫡出子なので4分の1ずつ、萬田の子供と新たに認知したとされる子供は非嫡出子なので8分の1ずつとなる。もし仮に2人が入籍していれば、萬田にまず2分の1が配分され、萬田の子供も嫡出子としての相続権が生まれていたことになる。しかし、そうはならなかった。

萬田にとってもうひとつ気がかりなのは、佐々木氏との終の棲家にしようと改築中だった東京・目黒区の自宅の問題だろう。ふたりは「地中熱」を利用した「環境に優しい」豪邸を立てる予定で工事を進めていた。この土地は、不倫出産と騒がれたとき以来、25年にわたって事実上の夫婦生活を送ってきた場所だ。周囲の土地を買い増し、現在の敷地面積はおよそ180坪。

「場所的には坪250万円はするが、広すぎるため切り売りすることになれば、坪200万円くらい。それでも土地代だけで3億6000万円」(不動産会社)

佐々木氏の会社の資金繰りが厳しかった時期には、自宅を萬田が佐々木氏から購入する形を取るなど、2人の絆を深めてきた。それも現在は佐々木氏が萬田の所有権を買い取り、所有名義人は全て佐々木氏となっている。相続分与の仕方によっては、萬田はこの家を手放さなければならない可能性も出てくるが、果たして……。

※週刊ポスト2011年9月2日号

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン