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漢方薬の基本 保険の適用外、ずっとのみ続ける必要なし

R40世代を悩ませる、更年期の症状、肌の不調、冷え症、月経不順、貧血、それらの解決策として最近注目されている漢方。「試してみたい」と思っても、漢方についてはわからないことが多いことだろう。そこで、「薬石花房 幸福薬局」の中医師・幸井俊高さんに漢方の基本を教えてもらった。

* * *
そもそも漢方薬とは、薬効成分をもった植物や鉱物である“生薬”をブレンドしたもの。煎じてのむため、成分をそのまま摂り込めますが、味が苦手な人も。また、“漢方製剤”と呼ばれる顆粒や錠剤は、漢方薬のエキスを抽出して粒状などにしたもの。のみやすいですが、漢方薬よりも効き目が穏やかです。

一般的に、漢方薬には保険は適用されません。良質な生薬は比較的高額なため現在の保険制度では賄えないのが現状です。ただし顆粒や錠剤の“漢方製剤”には、保険が適用されます。

漢方薬の飲み方としては、うちで処方している漢方薬の場合、鍋ややかんに500mlの水と漢方薬を入れ、加熱。沸騰後は弱火にして20分間煮出します。煎じたものは、1日3回に分けてのみきるか、残った場合は、冷蔵保存してください。

漢方薬はずっとのみ続けるものと思っているかたが多いようですが、体質や病状が改善されたらのみ続ける必要はありません。うちでは、初回は14日分。その後は、必要に応じて処方しています。

※女性セブン2011年9月8日号

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