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更なる株価上昇期待も 2013年1月~12月投資カレンダー公開

 安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」への期待から株高・円安が進んでいる。さらなる株高が望める2013年。先を見通した賢い投資をするためのイベントスケジュールを金融情報提供会社フィスコの株式アナリスト・小中優氏が解説する。

【1月】東証と大証が合併。「大証単独上場の銘柄がTOPIX(東証株価指数)型ファンドに組み入れられるという思惑買いが高まる可能性も」(小中氏、以下同)。日本近海でのメタンハイドレートの掘削開始で「日本海洋掘削(1606)など関連銘柄の急騰場面も予測される」

【2月】東京マラソン開催でアシックス(7936)など物色の可能性も。

【3月】習近平氏が中国国家主席に就任予定。「新たな景気対策や日中関係改善に期待感が高まり、総合商社や建機などに物色の動きが見られそう」。WBC(ワールドベースボールクラシック)開催でミズノ(8022)など関連銘柄が動意づくか。

【4月】8日に日銀の白川方明総裁が任期満了。緩和推進派の新総裁誕生となれば、金融・不動産・輸出などの「アベノミクス関連銘柄」を中心に大きな値動きが期待できる。15日には東京ディズニーランド開園30周年を迎えるため、オリエンタルランド(4661)や京成電鉄(9009)に妙味。

【5月】22日に東京スカイツリーが開業1周年。

【6月】イラン大統領選挙に向けて中東リスクが高まれば、「原油価格や株価への影響を及ぼす可能性あり」

【7月】参議院選挙。自民党が圧勝すれば株高は加速する見通しだが、「過半数を握れなければ反動に警戒」

【8月】ロシアで世界陸上競技選手権大会が開催されるため、「日本人選手の活躍次第でスポーツ関連銘柄に関心が高まる公算も」

【9月】東京都が立候補している2020年五輪の開催地が決定。「東京で決まればインフラ関連や旅行、スポーツ関連などが材料視されるかも」

【11月】22日から東京モーターショー開催。「新型EV(電気自動車)などが発表されればEV関連銘柄に注目」

【12月】年末に証券優遇税制の期限となるため、「見直しもあるが、廃止なら一時的に換金売りが膨らみ、株価下落の可能性も」

※週刊ポスト2013年1月18日号

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