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今年こそ復興需要が日本株の大きなテーマにと専門家口揃える

震災などもあって昨年は低迷した日経平均だが、今年は主要国の指導者選挙や五輪などビッグイベントが目白押しで、株価回復への諸条件も少しずつ整いつつある。どんな銘柄が注目されるのか、専門家に分析してもらった。

震災以降、被災地では復興が急ピッチで進んでいる。しかし、「今年こそ復興需要が大きなテーマになる」と専門家たちは口を揃える。

マーケットバンク代表の岡山憲史氏はこう語る。

「2011年度補正予算は合計18兆円余りに上り、公共事業からがれき処理、全国防災対策、放射能除染などにも予算が計上され、いよいよ今年はそれらに伴う投資が実行される。東北発祥で基礎・地盤改良が主力のライト工業(1926証券コード、以下同)に注目」

またフィスコ株式アナリストの小中優氏はこう分析する。

「土壌汚染の調査・処理などを手がけるダイセキ環境ソリューション(1712)、液状化対策など地盤改良工事に強みを持つサムシングホールディングス(1408)のほか、新潟を中心に『ホームセンタームサシ』を展開するアークランドサカモト(9842)も復興需要が追い風になると見ています」

いずれも、まさにこれからが「本番」なのである。

※週刊ポスト2012年1月27日号

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