芸能

田原俊彦の『教師びんびん物語』パート3が幻に終わった理由

「榎本!」「センパ~イ」。あのコンビが久々に共演する。3月30日、『爆報!THE フライデー』(TBS系・19時~)で、田原俊彦と野村宏伸が再会。野村が田原に自身の離婚を告白するようだ。この2人といえば、1988年のドラマ『教師びんびん物語』(フジテレビ系)で、熱血教師・徳川龍之介(田原)と後輩教師・榎本英樹(野村)を演じ、その掛け合いも話題となった。

 翌1989年4月から放送された『教師びんびん物語II』では、最終回で月9史上初となる視聴率30%越えを記録。全13話の平均視聴率も26%で、歴史に残る名作となった。
 
「パート1よりもパート2のほうが視聴率の高いドラマは珍しい。当然、パート3の話もありました。実際、1990年4月から開始する予定で、キャストも決まっていたんです。それまでと同様に、萩原流行、阿藤海(現・阿藤快)もブッキングされていた。しかし、直前で野村宏伸が『僕は降りたい』と頑なに拒否したため、頓挫したんです」(当時を知るテレビ関係者)

 野村はハマり役と絶賛されていたが、なぜ拒否したのだろうか。

「ドラマで『センパ~イ!』とナヨナヨしたイメージがついてしまい、街に出ると『榎本!』と執拗にからかわれたそうです。それで嫌になってしまい、パート3は実現しなかった。榎本のいない『びんびん』は、ありえないですからね」(同前)

 代わりに、田原俊彦主演で『日本一のカッ飛び男』が放送されたが、視聴率は『教師びんびん物語』ほど奮わなかった。製作スタッフも『びんびん』とほぼ変わらなかったが、やはり“榎本”の抜けた穴は大きかったのかもしれない。

 その後、田原はジャニーズ事務所独立もあり、人気が下降。もしも『教師びんびん物語III』が放送されていたら、どうなっていたのだろうか。

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