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エディターズチョイス
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コラム
ドメスティック・バイオレンス(DV)は、配偶者や恋人など親密な関係にある者同士に存在する暴力です。
とくに、高校生や大学生など、結婚していない若者のあいだで生じるDVをデートDVとよび、深刻な社会問題になっています。
20代女性の20パーセント以上がDV 被害の経験があるといわれており、けっして他人事ではありません。
なぜ、DV被害がおこるのでしょうか。
そのメカニズムについて、京都文教大学大学院の吉岡香や川崎医療福祉大学大学院の富安俊子らの研究をもとに考えてみます。
■多様なDVの内容
DVには、殴る・蹴るといった身体的な暴力のイメージがあります。
ですが、これ以外の暴力もDVには存在します。
(1)精神的暴力
(2)社会的暴力
(3)性的暴力
(4)経済的暴力
精神的暴力とは、携帯電話の着信をチェックする・「別れるなら死ぬ」と脅すことなどです。
社会的暴力とは、友達とのつきあいを制限する・携帯電話のアドレスを勝手に消去することなどです。
性的暴力とは、無理やり性行為をする・避妊に協力しないことなどです。経済的暴力とは、お金をねだる・お金を借りて返さないことなどです。
DVは身体的な暴力だけではないのです。
携帯電話をチェックする、友達づきあいを制限する、避妊に協力しないなど、恋人同士のあいだであれば、日常的におこなわれているような事柄も、当事者たちが意識していないだけで、実際には暴力の定義にあてはまります。
いってみれば、恋人がいやがる行動は、広義で暴力なのです。
■DVが継続する理由
DVは、次の3つのサイクルでおこなわれます。
(1)緊張形成期
(2)爆発期
(3)ハネムーン期
緊張形成期とは、暴力をふるう者の緊張が高まり、二人の関係性が緊迫感をもちはじめる段階です。
爆発期とは、暴力をふるう者の感情的な緊張が限界に達し、怒りが爆発する段階です。
ハネムーン期とは、暴力をふるったことを謝り、暴力をふるわないことを誓い、プレゼントなどで愛情を表現し、優しく接する段階です。
この3つの段階が繰り返されることで、DVの連鎖がおこるのです。
緊張形成期で、もしかしたら暴力をふるわれるかもしれないと思いながらも、その一方で今回は大丈夫かもしれないという心理。
爆発期で暴力をふるわれても、ハネムーン期で謝られ優しくされることで許してしまい、もうこれで最後と思ってしまう心理。
そんな心理が、DVを継続させてしまうのです。
もし、緊張形成期や爆発期で別れを決断していれば、DV被害にあうことも、さらに暴力が深刻化することもないのです。
でも、ちょっと待って。
だとすると、DVが継続し深刻化させているのは、暴力をふるわれている側にも理由があるのでしょうか。
その点について、後編で考えてみたと思います。
【DV男の見抜き方】
※ 超危険!あなたを不幸にする「デートDV男」の見抜き方9つ【1/3】
※ 超危険!あなたを不幸にする「デートDV男」の見抜き方9つ【2/3】
※ 超危険!あなたを不幸にする「デートDV男」の見抜き方9つ【3/3】
【参考】
※ 吉岡香(2007)『デートDV被害女性の異性との関係性のあり方について』 人間性心理学研究
※ 富安俊子ら(2008)『ドメスティック・バイオレンスとデートDVの相違および支援体制の課題』 川崎医療福祉学会誌















あなたが知らない「デートDVが深刻化する」本当の理由【前編】
2012.05.01 20:00