【書籍紹介】『ゼロ! こぎゃんかわいか動物がなぜ死なねばならんと?』(片野ゆか/集英社/1470円)
熊本市の旧・動物管理センター。そこでは毎週火、金曜日に動物たちが窒息死させられていた。その数は多いときは犬だけで年間700頭近く。その現状をなんとかしたいと多くの関係者たちが奮闘。やがて職場のムードは〈保護した動物を一頭でも多く救いたい。(中略)そこには、試行錯誤をまったくいとわない空気があふれていた〉。
殺処分ゼロを目指した現・動物愛護センターとその周辺の人々の10年間の活動を追ったノンフィクション。
※週刊ポスト2012年8月3日号