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「人は何も食べなくても40日間生きられる」と南雲吉則医師

 50才を超えても30代に見える医師として大人気の南雲吉則(なぐも・よしのり)先生(57才)が、最近話題の「糖質を控えた食生活」について解説。重要なのは、蓄えとして今ある“脂肪”を使うことだという。

 * * *
 糖質を控えていると、栄養が摂れているか不安になる人もいるかもしれないけど、人は何も食べなくても、約40日間は生きられるといわれているんだよ。

 たとえばぼくの場合であれば、体重60kgで体脂肪率が約18%だから、約10kg分の脂肪を蓄えていることになる。脂肪をエネルギーに換算すると、1gで9kcal。10kgは1万gだから、9万kcal分のエネルギーをためていることになるでしょう。日本人が1日に必要なエネルギー量は2000kcalだから、45日分の“エネルギー貯蓄”があるという計算になる。つまり、45日間は何も食べなくても大丈夫ということになるんだ。

 やたらと甘いものや炭水化物を食べてしまうのは、いわば自分の財布の中にたくさんお金が入っているのに、それを使わないで人から借りようとするようなもの。自分の埋蔵金ならぬ“埋蔵脂肪”を有効活用する方法を覚えてね。

※女性セブン2012年10月11日号

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