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絶対泣く! 必ず元気になる!作品を井筒和幸氏が4点紹介

 何かと忙しい年末。眉間にしわを寄せ、時間に追われて過ごすことも多いけど、そんなひとときこそ、思い切り泣いたり、笑ったりしてストレスを発散してみては? そこで、イチオシ作品を映画監督・井筒和幸さん(60才)に聞いてみました。

 まずは裏社会で生きる男をジョニー・デップが好演した『ブロウ』。「そもそも映画は泣くために作られてないからね! 泣いてしまうことはあっても。この作品は父と娘の絆がいい。刑務所に面会に来た娘が幻だったシーンは泣けたなあ」(井筒氏・以下「」内同)。

『レイジング・ブル』は、主演のロバート・デ・ニーロが役作りで27㎏増量した。「落ちぶれて弟に捨てられ、嫁に捨てられ、最後はコメディアンになる八百長ボクサーの実話。男の悲哀と再起を描く話には勝てないね」。

 ブルーリボン賞を二冠取った監督の自信作『岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS』は、不良少年が主人公。「ごっつ笑えるよ。徒党を組まずにケンカしてるヤツらには“不良の精神ここにあり”はしっかりあるよ」。

 人気コメディーシリーズ『ピンク・パンサー』。「設定も、ストーリーも、演技も間抜けでおかしい。何より主人公が急死してからもシリーズが製作されてる。よくできたコメディーですわ」。

※女性セブン2012年12月27日・2013年1月1日号

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