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辛酸なめ子「ゲイのイルカの霊が憑いている」と言われて喜ぶ

 漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さん(38才)が、新しいエッセイ『霊的探訪 スピリチュアル・レッスン』(角川書店、1365円)を出版した。宇宙人との人脈づくり、臨死体験ヒーリング、イルカとのチャネリング、神社での霊性デトックス──など、自らの“霊格”を高めるためにと、隠れた名店ならぬ隠れた聖地を巡る辛酸さん。本書は、聖地や霊を大真面目に追いかけたルポとなっている。

「ここ数年、地球が別の磁場…つまり五次元になるという説があって。肉体的な束縛などの物質的な世界から何でも願いが実現する世界になるそうなので、それに備え、霊格を高めようとしています」(辛酸さん、以下同)

 スピリチュアル系のセミナーに出席したり、パワースポットを訪れ、ひたすら“霊格修行”に励んだ。

「参加者や主催者の邪気や欲がうずまくセミナーもありました(笑い)。主催者の目やファッションなどから、怪しげなところか、信頼できるところかを見極める判断力が求められます」

 スピリチュアルなスポットに行くと、霊が憑いてしまったり、機械が故障するなどの不思議体験にしばしば遭遇する彼女。感じやすい体質なのか、時折、霊の影響を受けて体調を崩すこともあるが、月に何本もある原稿の締め切りには遅れたことがないという。

 学生時代に、幸薄そう…という友人評からつけたペンネームだが、最近みるみる美しくなったという評判も多い。修行中、ハッピーなスピリチュアル体験もあった。

「ヌルランっていう名前の、ゲイのイルカの霊が憑いてるって言われたときはうれしかったです。夜中に現れても怖くないので(笑顔)。最近は、洋服を選ぶときに“こっちのほうが似合うよ”とか、寝る前には“今日も頑張ったね”というヌルランの声が聞こえるようになりました」

※女性セブン2013年1月31日号

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