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サウジアラビア等では外国人でも飲酒で宗教警察に逮捕される

 アルジェリアでテロ事件に多くの日本人が巻き込まれたことで、仕事のために外国で暮らす海外駐在への注目が高まっている。海外では、生活習慣の違いから、思わぬ危険にまきこまれることもあるという。

 日本人にとっては、イスラム圏の習慣も驚きの連続だ。元大手商社のイラン駐在員は「イスラムの常識」に振り回された。

「1日5回の祈りの時間になると、運転手が車を止めてお祈りにいってしまいます。現地の商談相手に、アポを取ろうにも答えが“インシャラー(神の思し召しのままに)”なので、苦労続きでした」

 イスラム圏では禁酒が原則。キャンプ内で、日本人が密かに飲む分には大目に見てもらえる国があるかと思えば――。

「サウジアラビアやリビアは敬虔な教徒が多く、飲酒が宗教警察に知られると外国人でも即、逮捕です。女性が肌を露出させてはいけないというのも、外国人だって例外ではありません。私の同僚男性はランニングシャツと短パンでジョギングをしていて、宗教警察に拘束されました」

※週刊ポスト2013年2月8日号

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