春のキャンプで鍛え抜いた選手たちの力と技のぶつかり合いを肌で感じる。これが球場でのプロ野球観戦の醍醐味だ。
しかし、球場の楽しみはそれだけではないだろう。かわいい売り子の笑顔に誘われてビールを飲みすぎてしまうことも、プロ野球ファンにとって至福のひと時だ。4月の開幕から約半年間にわたるシーズンでビールが最も売れるのは、7月と8月だ。現役売り子のAさんがいう。
「7月と8月は、各社フルメンバーです。球場内には多すぎるくらいの売り子がいます。売り子にとっても稼ぎ時なので、この時期に休む子はほとんどいない。
9月になると、お客さんも少しずつ減ってきて、ビールも売れなくなる。そうすると、売り子の数はグッと減ります。売れない子は出勤調整されちゃうんです。
売れなくてもかわいい子はたくさんいるし、お気に入りの子を探すなら人員豊富な7月が狙い目だと思います」
※週刊ポスト2013年4月5日号