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“統一球最大の被害者”巨人・小笠原 限界説を払拭できるか

 巨人・小笠原道大(39)がいよいよ一軍に昇格する。17日には東京ドームでの一軍の試合練習に参加、DHが使える19日の日本ハム戦から昇格すると見られている。

 小笠原は、春季キャンプでフリー打撃中にバットが折れ、左手人さし指を裂傷。オープン戦終盤には一軍に帯同したが、結果を残せず、開幕を二軍で迎えた。

「小笠原こそ、統一球最大の被害者といえます。5年連続3割30本を記録していたのに、統一球導入の一昨年、突如として調子を崩し、レギュラー定着以降、初めて100安打に届かず、本塁打もわずか5本。昨年も調子は戻らず、入団1年目以来の本塁打ゼロに終わりました」(スポーツライター)

 今季、首位を独走する巨人だが、左の代打は石井義人、亀井善行(今季から改名)だけ。2人とも好調とはいえないだけに、まだまだチャンスはあるはずだが、小笠原は当初、二軍でもなかなか成績を残せなかった。

「5月7日の日本ハム戦では、大谷翔平と対戦したことで、久しぶりに話題になりましたが、あの打席を観ればわかるように完全なボール球に手を出している。小笠原らしくない。周囲では、もう限界かとの声も聞かれていました。

 しかし、今年のボールは昨年までと同じ統一球とは思えないほど飛んでいる。統一球に戸惑ったかどうかは、本人にしかわからないですが、事実として導入年から急激に成績が下降した。統一球導入以前と同じように、ボールが飛んでいる今年、二軍での調整を経て復活を期す小笠原の打撃に期待したいところです」(同前)

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