夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、最後は、ご主人(50歳)がOA機器メーカー勤務の奥様(48歳)。ご主人、キャバクラがお好きなようです。
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金曜の夜は午前様。「アフターでカラオケに行っちゃってさ。写メを撮ったから見て」と、キャバ嬢とのデュエット写真を私に見せる主人。普通は隠しますよね。「何もやましいことはしてないよ」とアピールしてるんでしょうが、ムカッ腹が立ちますよ。でも、そんな気持ちはおくびにも出さず、「アナタってモテるから心配だわ」とわざとスネてみたりします。
翌日はお昼頃起きてきて「朝のBSの推理ドラマ、録画しておいてくれた?」「もちろんよ」再生してテレビに目をやる主人。1時間半後、「アレッ? これから犯人が誰かわかるシーンなのに、終わっちゃったよ!」「どうしてかしら? 私、きちんと録画ボタンを押したのに」
実は私、録画しながらそのドラマを見ていて、「ここぞ」というヤマ場で録画停止のボタンを押したんです。ザマーミロ、犯人わかんないだろ! 私のお仕置き、思い知ったか!
※週刊ポスト2013年6月7日号