困ったときに頼りたいのが「おばあちゃんの知恵」。先人の教えには、節約につながるものがたくさんある。たとえば、キッチンでの洗い物では、米のとぎ汁に食器をつけておくと、汚れが落ちやすくなり洗剤の使用量を減らすことにつながるのだ。「おばあちゃんの知恵袋の会の村尾宏さんはこう説明する。
「とぎ汁に含まれるでんぷん質が油汚れと結びつき、洗剤の界面活性剤のような役割をします。うどんをゆでたあとの水でも同様」
また、食器洗いする場合は、緑茶を入れたあとのお茶パックをスポンジ代わりにするといいらしい。
「緑茶に含まれるタンニンが油汚れを分解するので、洗い物をする前にティーバッグでひと拭きすれば、洗剤の量も減らせます」(村尾さん)
さらに、飲みきれなかった牛乳も捨てずに活用を。水で薄めれば牛乳に含まれる油分がワックスのような働きを。
「同様に米のとぎ汁もフローリング掃除に使えます」(村尾さん)
※女性セブン2013年8月22・29日号