夏の昼食といえばひやむぎだが、37才女性・パートのSさんは、ひやむぎ大好きの夫(41才)に悩まされているという。Sさんが語る。
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いくつになっても少年の心を失わない夫(41才)…といえば聞こえがいいけど、やることなすことちっちゃい。
この前だってそう。休みの日「お昼はひやむぎねぇ」と言って茹でていたら、サササーッと音もなく私の隣に立って「おい、ピンクはおれな」と小声で。
ピンクの麺は5才の息子が喜ぶアイテムだもの。夫の発言は聞こえなかったことにして息子のお皿に入れたら、たちまち不機嫌でさ。
「おうおう。何聞いてんだよ、ピンクはおれだって最初に言ったはずだぞ!」と私をニラミつけてんの。
デキた息子よ。「いいよ、パパにあげる」と言って麺を1本、夫の麺つゆに入れたんだから。でも並みの親ならここは「いいよ」って断るでしょうが。
だけど夫はうれしそうに「いいのか? 本当にいいのか?」ってツルリと食べてんの。その幸せそうな顔ったら…。
ああ、あほくさっ!
※女性セブン2013年8月22・29日号