ビジネス

元証券マン杉村太蔵が株必勝法指南「下がった時こそ買い増し」

 最近はバラエティー番組でタレントとして活躍している杉村太蔵元衆議院議員(33才)。実は“投資のプロ”であることはあまり知られていない。議員になる前は外資系証券会社に勤務、投資の最前線でノウハウを学んだ。アベノミクスで資産を1000万円超増やしたというタイゾーが、株式投資の極意を教える。

 * * *
 買った株が値下がりすると損をしたとお思いでしょう。確かにそうですが、下がったときこそ買い増しのチャンスなのです。私が今回のアベノミクス相場で、資産を1000万円以上増やすことができたのも、株価が下がったときにコツコツと買い増しをしたからです。

 その買い増しの方法を解説しましょう。例えば、仮に100万円の投資資金があったとしましょう。まず、買う額はなるべく少額にしたほうがいいです。1万円の株を10株買ったとします。その株が自分が考えている価格まで値上がりしたときは、すぐに売って利益を確定させましょう。

 問題は下がったときです。仮に5000円まで株価が下がったとします。このとき5万円の損失を抱えてしまっているわけですが、損益をゼロにするには1万円まで戻るのを待つしかありません。

 そこで、上がるのを待つのではなく、残りの90万円で180株を買い増しするんです。そうすることで、1株当たりの平均取得価格を1万円から約5260円に下げることができるのです。これはナンピン買いといわれる手法です。損を出していても、買い増しにより平均取得価格を下げておけば、その後の株価上昇によって、プラスに転換しやすいんです。今回のケースなら株価が5260円以上に戻れば、利益を出すことができます。

 ただ、買い増すときに注意が必要です。その会社の業績が悪化していることから株価が下落しているのであれば、さらに下がり、かえって損失を拡大しかねません。その場合は、早めに損失を確定させたほうがいいかもしれません。

※女性セブン2013年8月22・29日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン