ライフ

温泉専門家が教える「ビューティ効果を高める」入浴の裏ワザ

 本格的な冬が到来。温泉に行きたくなる季節。そこで、温泉ビューティ研究家の石井宏子さんが、美容に効果的な温泉入浴法を教えてくれた。

「美容成分のレシピは温泉によってすべて異なるもの。温泉分析書を見れば、さまざまな組み合わせがあることがわかります」(石井さん、以下「」内同)

 泉質名は主成分を並べて表すが、

「泉質名が短いなら“ひとつの成分に特化した集中トリートメント型”、長ければ“複数の成分がバランスよく配合されマルチビューティー型”とイメージできます。もうひとつ目安になるのはpH値。中性(pH7)基準に、高ければアルカリ性、低ければ酸性です。アルカリ性の湯にはクレンジング作用が。中性~弱酸性は肌にやさしい湯。酸性の湯には肌を活性して引き締める効果が期待できます」

 とのこと。自分が期待する効果で、pH値を見ていこう。温泉の恵みを、体に効率よく取り入れたいのなら、血液をサラサラにしておくことが大切。

「入浴前にはまず水分補給をして血の流れを整えましょう。宿で到着時に出されるお茶は理にかなっているのです。温泉による発汗を補うためには、入浴後の水分補給も忘れずに」

 たくさんの有効成分を含む温泉は、効果が期待できる反面、体にとっては刺激にもなる。

「まずはかけ湯でウォーミングアップ。入る温泉の湯を、足元から上へ桶で10杯はかけましょう。また。温泉成分は想像以上に早く、長く作用するもの。湯あたりをしないためには、ちょっと汗ばむ程度で上がる“ほどほど”がおすすめです。ひと晩での入浴を3回程度に分け“1回目は5分で体を慣らす・2回目は8分で芯まで温まる・仕上げは3分でさっと温まる”の分割入浴が効果的」

※女性セブン2013年12月26日・2014年1月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン