国内

DJポリス 全国の警察署から講師に招きたいと引っ張りだこに

 2013年の流行語大賞にもノミネートされた「DJポリス」。サッカー日本代表のW杯出場が決まった6月、歓喜に沸く群衆が集まった東京・渋谷のスクランブル交差点前で、「怖い顔をしたお巡りさんは、みなさんが憎くてやっているんじゃありません。心の中ではW杯出場を喜んでいるんです」と、ユーモアたっぷりに誘導した警視庁第9機動隊の千田隆介巡査のことである。
 
 以降、続々と“新DJポリス”が誕生している。8月に開催された茨城県水戸市の花火大会では、茨城県警の女性機動隊員5名が「美しい花火が悲しい思い出とならぬよう気をつけて」とアナウンス。
 
 同じく8月の「おかやま桃太郎祭り」(岡山県)では、岡山中央署署員3名が「家に帰るまでが花火大会です」と観客たちを優しく誘導した。
 
 とはいえ、“本家”のレベルにはまだまだ及ばない。そのため千田巡査は、全国各地から引っ張りだこ。
 
「全国の警察署から、講師として彼を招きたいという要望が寄せられています。先日も、鳥取県警の雑踏警備研修に呼ばれたばかりです」(警視庁広報課)
 
 2014年には、全国各地のイベントで「ご当地DJポリス」が登場するに違いない。

※週刊ポスト2014年1月1・10日号

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