スポーツ

ソチ五輪 浅田真央の金はトリプルアクセルの完成度次第か

 2月7日から始まるソチ五輪のフィギュアスケート。開催までに、これだけは押さえておきたい3大ポイントを、スポーツライターの折山淑美さんに聞いた。

【真央VSヨナ 女王対決再び】

 浅田真央とキム・ヨナの2人は、1990年9月生まれで、スケートを始めたのも同じ5才から。まるで、生まれた時からライバルになるのが運命づけられていたかのようだ。

 初対戦となった2004年のジュニアグランプリファイナル以降、続けてきた2人(ちなみに、この時は真央が勝利)の世界のトップ争いに最終決着がつく。2010年、バンクーバー五輪対決では、「007のテーマ」をボンドガール並みの妖艶さで踊り上げたヨナに軍配が上がった。4年経ったソチでは、真央のリベンジなるか?

「ヨナは、ルッツからの3回転3回転を跳んでくる上、加点がつく美しいジャンプに定評があります。演技は正確で、本調子に戻れば、本番でも安定した滑りを見せるでしょう。真央ちゃんには3回転3回転がありませんが、トリプルアクセルの完成度を高めるのが第一条件。ほかのジャンプやスピン、ステップや滑りの技術は精度を高めていて、芸術的要素点も高得点を獲得できているので、金メダルへの確率は高くなっています」(折山さん)

【注目の海外男子選手】

 折山さんの注目は、カナダのパトリック・チャン選手。2011年から3年連続、世界選手権で優勝中の金メダリスト“大本命”だ。

「エッジが氷に吸い付いているかのような重厚な滑りが魅力です。基本に忠実な滑りなんですが、その基本レベルが抜群に高いので、ひとつひとつの所作がため息が出るほど美しい。ぜひ見てください」

 そのチャンに、日本代表の3人(羽生結弦、町田樹、高橋大輔)がどれだけ食い込んでいけるのか期待したい。

【五輪初登場の団体戦】

 ソチ五輪から始まる団体戦。男女各シングルとペア、アイスダンスの順位を合計ポイント化して競い合う。日本を含む10か国が参戦する。

 日本のシングルは、SPとフリーを別の選手が滑るとみられる。ペアは、高橋成美(21才)と木原龍一(21才)、アイスダンスは、日本人の母を持つキャシー・リード(26才)、クリス・リード(24才)姉弟。このメンバーでメダルを目指す。

※女性セブン2014年1月23日号

関連記事

トピックス

裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン