ネットでのお小遣い稼ぎとして知られる「アフィリエイト」だが、時に落とし穴も。当初もくろんでいただけのお金がもらえないこともあるという。ネットニュース編集者・中川淳一郎氏が解説する。
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ネットのお小遣い稼ぎといえば、「アフィリエイト」。自分のブログなどに、通販サイトのアマゾンや楽天へのリンクを貼り、そのリンクをクリックしてこれらのサイトに入った人が、そのまま商品を買ったら報酬がもらえるというシステムです。
自分のサイトへのアクセス数が多ければ多いほど、原則的にはクリックされる回数は高まるので、報酬額がより多くなります。また、アマゾンの場合は売れた個数により、報酬が商品価格の3.5~8%となっています。売れた個数が多ければ多いほど、報酬率も高まるのです。あなたのブログ経由で1か月に出荷・ダウンロードされた商品数が1~30個だったら3.5%、10万1個以上だと8%です。
だからこそ、ネットで稼ぐためには、ブログを頻繁に更新し、アクセス数を増やし、今流行のものや人々の役に立つネタをアップする必要があるのですね。
ところが、アマゾンの場合、特定の商品カテゴリーの報酬率を突然大幅に下げることがあります。たとえば、1月1日よりフィギュアの率が0.5%になりました。また、昨年はおもちゃやゲームを一律2%に変更しました。
ネットを見ていると「アフィ長者」といった言葉も見られます。大量のアクセスを稼ぐブログを運営することにより、会社員の年収よりも多く稼ぐアフィリエイターもいますが、アフィリエイトは運営側によりいきなり報酬率やルールを変えられ、努力しても突然儲からなくなることもあるので、ご注意を。
※女性セブン2014年1月30日号