スマホやガラケーの通話料はどうしても高くなりがちだが、少しでも安くするためにはどうしたらいいのだろうか? ガラケーの通話料についてITジャーナリスト・三上洋さんはこう解説する。
「まだまだガラケーを使用している人もかなり多いんです。実は、ほとんどの人が見落としているのが自分に合ったプランへの見直し。各社、通話量によって選べる5段階ほどの料金プランを展開。例えばドコモ(バリュープラン『ファミ割MAX』加入時)なら、標準的なタイプMは基本料が2625円で通話料が30秒14.7円、無料通話が4200円分。
タイプLLは基本料が6825円と高いのですが、通話料が30秒7.875円、無料通話が1万1550円分。1日に18分以上かける人は、LLプランに変更すれば通話料が半額になり、無料通話も1万円以上付いてくるのでかなりお得です。各社のHPには、月々の使用状況などを入れると自分にぴったりのプランを診断してくれるサイトがあるので、ぜひチェックしてみてください。
ソフトバンクの『ホワイトプラン』は、無料通話はなく、980円の基本料+通話料は30秒21円と、とってもシンプル。LTE以降のスマホは、ドコモもauもすべてこの料金設定のため、通話料は30秒21円と割高に。とにかく通話が多い人は、ガラケーをそのまま通話用に残して、スマホを通信専用に買い足すというのも手ですね」
スマホは通話料が高いことを肝に銘じるべきだ。
「スマホで1時間長電話をしてしまったら、それだけで2520円。パート代の3時間分を一気に使ってしまいます。私はできるだけメールや『LINE』で家族や友達とはやりとりして、通話には家のひかり電話を使うようにして節約しています」(ファイナンシャルプランナー・花輪陽子さん)
スマホ評論家の新田ヒカルさんがおすすめするのは、昨年12月に公開された『楽天でんわ』。無料アプリをダウンロードして登録するだけで、通話が30秒10.5円と半額になる優れものだ。「電話回線を経由しているので、番号も変わらず、音質も途切れにくくクリア!」(新田さん)。そこで早速、『楽天でんわ』を開発したフュージョン・コミュニケーションズの鈴木暁さんに使い方を聞いた。
「アプリをダウンロードして登録すると、自動的に自分の番号に『0037-68』を付けて発信します。着信相手には『0037-68』は表示されず自分の番号だけが表示されるので今までの通話と同じ感覚で利用できます。公開3日で10万件ダウンロードされ、3週間で25万件を突破。ビジネスマンや節約上手な主婦のかたに好評です」(鈴木さん)
※女性セブン2014年3月6日号