いよいよやってくる花粉症の季節。世間では、花粉症に関する色々な説が出回っているが、それは本当なのだろうか。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医の清益功浩さんに話を聞いた。
まず「メイクをするのはよくない」という説について。
「むしろ、化粧をすることによって皮膚に直接花粉がつかなくておすすめです。ただ、目の中についた花粉に反応してこすると、メイク剤によってはアイメイクの粉で炎症を引き起こしてしまうことも。目はかかないように!」(清益さん)
オフロに入って温まると花粉症の症状が和らぐという説があるが…。
「血行がよくなると鼻詰まりが緩和する人もいますが、急に温まることで鼻水が止まらなくなる人も。お風呂が苦手な人はストレスを感じて症状が悪くなるなんてことも。一概にいえないですね」(清益さん)
では、花粉症に良くない食べ合わせなどはあるのだろうか?
「稀にですが、スギ花粉症の人はトマトを食べると顔が腫れあがってしまうことがあります。スギは植物の花粉なので、果物や植物にもアレルギー反応を起こしてしまうんです。ちなみにイネ科の花粉は小麦アレルギーが起こる例も。血液検査などで、前もって自分が何のアレルギーか知っておくと安心です」(清益さん)
※女性セブン2014年3月13日号