【書籍紹介】『食彩の文学辞典』重金敦之/講談社/1785円
雑煮、鰻、スイカなど38の食べ物を取り上げ、それらの素材を作家たちがどう描いてきたのかをまとめた異色の事典。
身が豊富で食べやすい鱈に高潔な精神を感じた江國香織。鱈の身から女の肌を想像する渡辺淳一。肉屋のカツレツでカツ丼を作った池波正太郎。カニの姿形や漢字の字面を嫌った三島由紀夫…かしこまった食評論ではない、作家たちの素顔が見えるようなエピソードに思わず頬が緩む。
※女性セブン2014年4月3日号
【書籍紹介】『食彩の文学辞典』重金敦之/講談社/1785円
雑煮、鰻、スイカなど38の食べ物を取り上げ、それらの素材を作家たちがどう描いてきたのかをまとめた異色の事典。
身が豊富で食べやすい鱈に高潔な精神を感じた江國香織。鱈の身から女の肌を想像する渡辺淳一。肉屋のカツレツでカツ丼を作った池波正太郎。カニの姿形や漢字の字面を嫌った三島由紀夫…かしこまった食評論ではない、作家たちの素顔が見えるようなエピソードに思わず頬が緩む。
※女性セブン2014年4月3日号