もしも呼び込みの時点で、「このお店、ぼったくりじゃねぇのか?」とある程度判断ができたとしたら、これほど安心なことはない。実は、意外なところに判別のポイントがあるという。風俗関係者は語る。
「ぶっちゃけ、呼び込みかキャッチ(客引き)の差ですよ。呼び込みってのは、そのお店に雇われている人だから、自店の入口からほとんど動かない。あくまでそこから勧誘してくるだけね。一方、キャッチってのは、特定の店に所属していない客引き専門の人間。いくつかの店に口利きしてるから、連れていけばマージンが手に入るわけ。こいつらは、水を得た魚のようにどこまでもついて勧誘してくる。つまり後者は限りなくタチが悪いから気をつけてね」
このように、キャッチに耳を貸さないことが、ぼったくりから回避する有効手段だという。それにしてもなぜキャッチが危ないのか?
「要するにキャッチは店に連れていけば連れていくだけ、自分の懐が潤う。勧誘時は適当に魅力的なこと言って、入店後は知らんぷり。そこがぼったくりバーだと知っていればなおさら、あの手この手を使って連れて行きたがる。なんといっても、ぼったくった分だけ、マージンも増えるわけだから必死になるわけ。
呼び込みってのは、その店の従業員だったりするから、悪評は立てられない。自分の懐がそんなに潤うわけでもないしね。あくまで一つの基準だけど、自分の持ち場から10メートル離れても勧誘を続けてくるような店はかなりグレーだからオススメしないね。といっても、呼び込みでもぼったくるところはあるから油断するなよ。最後は野生の勘としか言いようがないね」(前出・風俗関係者)
お酒を飲んで気分が良くなっているときは、勘も鈍くなっているだろう。“持ち場を離れて誘ってくる人間には注意”という情報は、肝に銘じておく価値があります!
「今、ぼったくりのメッカと言われているのが、上野の仲町通りね。ここは中国系が縄張りにしてるからえげつないんだよな。どんな手を使ってでもぼったくり店に連れて行こうとする。物は試しで一回通ってみなよ(笑)。
持ち場から離れなかった良心のありそうな店を覚えておいてさ、あとでネットのクチコミサイトなんかで照らし合わせると、傾向が見えてくると思うぜ。くれぐれもリサーチで行って、ぼったくられないようにな!」(前出・風俗関係者)