日本政策金融公庫によると、女性起業家向けの融資の利用件数は、2012年度3226件で前年より21%も増加。政府の成長戦略にも女性の起業支援が盛り込まれるなど、日本をあげて、“女性ならではの視点”が注目されている。
そこで、これまでに1000人以上の起業を支援してきたWWBジャパン代表の奥谷京子さんがまとめた、女性がゼロから起業するための「起業をかなえる5か条」を紹介する。
【一、できる限りお金をかけない】
借金はプレッシャーになり、仕事を楽しめなくなる原因に。できるだけ自己資金内で始めるのが理想。必要なものは買うより“拾う・もらう・作る”でカバーを。譲ってもらいたい物をリスト化して、知人に配ると、集まりやすい。
【二、「流行」より「得意なこと」を】
好きなこと、得意なことで何時間でも働ける環境を作ってしまえば、苦労をいとわず続けられる。流行に頼ると、ブームが去ったときのモチベーションが保てず失敗する危険性大。
【三、“主婦力”を生かせ】
世の中のサービス、商品には女性らしい視点が欠けていることが多い。毎日の生活で感じる“あったらいいな”を見つめ、便利さや快適性、心地よさを掘り起こすことが、大きなビジネスチャンスに。
【四、集客に友達はNG】
友達でも消費者になった瞬間、財布のひもは固くなる。集客に見込んでいると、関係がぎくしゃくすることも。タウン誌への広告やネットなどで地道に開拓する努力を。
【五、ブログの宣伝は必須】
ブログであれば、宣伝費は無料。事業に関する内容をしっかり伝えていけば、その奮闘ぶりに共感してファンもできる。今やネット宣伝は欠かせない。
※女性セブン2014年5月8・15日号