ビジネス

株専門家「日経平均は年末に1万7000円超えても不思議ない」

 今年前半は、ボックス圏での値動きが続いた日本株だが、反転攻勢の日は、そう遠くない。では、そのタイミングはいつになるのか?

 6月2日に発売された『マネーポスト』(小学館)最新号では、「10万円で今買いたい株 ベスト40」と題して、夏のボーナスで仕込みたいお宝銘柄群を完全ランキングした。

 混迷続くウクライナ情勢や、4月の消費増税の影響で景気悪化が指摘されているにもかかわらず、日本株が大きく下落しないのはなぜだろうか。実はそこに、日本株の強さのヒントが隠されている。

 というのも、米国がテーパリング(金融緩和縮小)を続けている反面、日銀は異次元の金融緩和を続け、さらなる追加緩和まで期待されている。米国がシナリオ通りに年内にテーパリング完了、来年半ばに利上げともなれば、日米金利差はさらに開くことになる。

 資金は金利の高い方に流れるので、先を見越してドルが買われて円が売られることで、円安進行が加速すると予想されているのだ。グローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏が解説する。

「秋口くらいから一層の円安が予想され、今年後半には1ドル=110~120円の円安も現実味を帯びてくるでしょう。それを好感して日経平均株価が年末に1万7000円を突破していても、なんら不思議はありません」

 そうした相場環境をわかっているからこそ、ヘッジファンドを筆頭とする外国人投資家も、日本株を大きく売り込むことができないのが現状だ。

 となれば、日本株が当面のボトムにある今こそ、仕込みの好機であるのは間違いない。

『マネーポスト』では、前出・戸松氏をはじめ、カブ知恵代表・藤井英敏氏らカリスマ・アナリストたちが、10万円で買える珠玉の銘柄を完全ランキングした。短期急騰狙いの株から、中長期での大化け期待の株まで、株価3倍も狙えるお宝銘柄の数々を一挙大公開している。

 また、今年後半の日本株を語るうえで外せないのが、IPO(新規上場)市場だ。10月にも上場予定のリクルートホールディングスをはじめ、LINEやエリーパワー、すかいらーくなど、注目の大型案件が目白押し。

 それぞれの銘柄別にどんな投資戦略をとればよいのか、投資情報サイト「東京IPO」編集長・西堀敬氏が、IPO投資の最新動向とともに解説する。

 その他、FX(外国為替証拠金取引)業界や投資信託の最新トレンドなど、お得な投資情報が満載。『マネーポスト』最新号を、あなたの資産形成にぜひ役立ててほしい。

※週刊ポスト2014年6月13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン