もしも夫や妻が、一年中「疲れた」と文句ばかり言っている人間だったら…。想像しただけでも嫌気がさすが、石川県在住の女性Eさん(51才)の夫(52才)は、まさにそんな「疲れた」人間だという。Eさんが、夫への不満をぶちまける。
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年中無休でやる気のない夫。平日はギリギリまで眠り、ぐっしゃぐしゃの頭で会社に出かけ、毎日、定時に帰ってくるくせに扉を開けたとたんに「はあ~。ふあ~。疲れたあ~」。
休日は夕方まで眠り続け「はあ~。ふぅ~。寝すぎて体が疲れた」。そんな夫を見ているとほんとにイライラする。
「ちょっと、あんたいつになったらやる気が出るのよ」とバシッと言うと「だって、梅雨だろ。湿度が高すぎて疲れるんだよ」って。すぐ季節のせい。
5月には新入社員でもないくせに「5月病で疲れる」。4月、3月は「花粉症で疲れる」。2月は「寒くて疲れる」。1月は「正月ボケで疲れる」。もっとさかのぼったら12月は「みんながバタバタしていて疲れる」。11月は「スポーツの秋とかいって強制的な雰囲気が疲れる」。
10月は「夏の疲れが今出た」。9月は「まだ暑いから疲れる」。8月は「暑すぎて疲れる」。7月は「紫外線が強くなってきた。疲れる」って。
それだけじゃない。最近は「気疲れ」というバージョンが入ってきたの。会社の行事とか親戚の法事から帰ると必ずよ。
「気疲れは1日や2日じゃ回復しないから、はあ~、ツライんだよ~」と言って、テレビの前で“寝たきり夫”。
こんな夫が、酒を前にしたときだけ腕まくりして「よしっ」なんて言うんだから…。その一瞬の元気、ほかで発揮してよ。
※女性セブン2014年6月19日号