ライフ

得するふるさと納税 確定申告しないと「単なる寄付」になる

 わずか2000円で、全国各地の名産品が届く。そんな制度が注目を浴びている。ふるさと納税、名前に「納税」と付いているものの、実態は「寄付」だ。居住地以外の自治体に寄付すると、その額の「2000円を超える部分」が所得税と個人住民税から控除される仕組み(寄付控除)になっている。
 
『完全ガイド100%得をする ふるさと納税生活』(扶桑社刊)の著者・金森重樹氏がアドバイスする。

「上限額ギリギリまで寄付してしまうと、年末のボーナス額の変動で上限額が下がった場合、超えた分が戻ってこない可能性があります。また、必ず所得税や住民税の納税者名義で申し込みをすること。奥さんが自分の名義で申し込んでしまうと、控除の対象になりません。さらに、寄付金は住民税と所得税から控除されるので、必ず現住所で申し込んでください。勤務先の住所で申し込み、控除が受けられなかったケースもあります」

 もちろん、確定申告をしないと、「単なる寄付」になってしまうので、お忘れなきように。金森氏が続ける。

「各地の特産品をもらえて、その地方の生産農家を支える一助にもなれる。こんなに楽しい制度はないと思います」

 ふるさと納税を受け付けている自治体はホームページなどで記念品を積極的にアピールしている。お気に入りの自治体を探して、自宅にいながら全国食べ歩き気分を味わってみてはいかがだろうか。

※週刊ポスト2014年7月4日号

関連記事

トピックス

裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン