芸能

古舘伊知郎ちぐはぐな言動分析 無知をさらけ出して恥じない

 古舘伊知郎氏の顔が、毎夜テレビ画面を飾るようになって早10年。ニュースキャスターらしくあろうと精一杯、知性を演出しているようなのだが、その言葉はあまりに空疎。聞いている方が悲しくなってくる。キャスターとしての古舘氏のちぐはぐな言動をメディア論が専門の関東学院大学教授・新井克弥氏が分析する。

 * * *
 はじめに断わっておくが、私は古舘伊知郎その人が嫌いなわけではない。プロレスやF1の実況では大いに楽しませてもらった1人だ。しかし、その「パフォーマンス」をキャスターとしてやり続ける古舘には「場違いな印象」を拭うことができない。

 その一つが、無知をさらけ出して恥じない点だ。

「いやー、専門的なところになると、私さっぱりわからなかったんですけど。だけどやっぱり、ちょっと珍しいことが起きているわけですね」

 これはアメリカで発生した巨大な双子の竜巻のメカニズムを気象予報士が分析したVTR明けの発言だ(6月17日)。

 専門家の説明が難しいのであれば補足すべきだが、古舘は「さっぱりわからない」と開き直って説明を放棄する。これでは情報をゴミ箱に捨てるようなものだ。

 STAP騒動を伝えた時は「みなさん、パワポ(パワーポイント)ってわかりますか。私は知りませんでした」と発言して、「それでもマスコミ人か」と大きな反響を呼んだが古舘は鉄面皮だった。

※SAPIO2014年8月号

関連キーワード

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
大河撮影前に2人で北海道旅行をしたという(時事通信フォト)
吉高由里子、セレブ恋人との結婚は『光る君へ』クランクアップ後か 交際は事務所公認、大河スタッフも“良い報告”を楽しみに
週刊ポスト
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン