男性の体のナゾといえば、朝立ちや夢精だろう。一体どんなシステムで発生するのだろうか? そのメカニズムについて銀座長澤クリニック院長の長澤誠一郎さんが解説する。
「人間は浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠を一定のサイクルで繰り返しています。レム睡眠時には、副交感神経が働いていますので、勃起しやすい状態になっている。さらにこのとき、亀頭、陰茎が下着にこすれるなどの刺激によって、背骨の仙髄にある勃起中枢が刺激され勃起が生じます。その回数は睡眠中、複数回に及びます。レム睡眠時に目覚め、勃起状態が維持されているのが朝立ちです。
レム睡眠時の勃起状態の時に、性的興奮を覚える夢を見て射精してしまうのが夢精です」(長澤さん)
朝立ちや夢精は年齢に関係なく起きるものだという。
※女性セブン2014年8月14日号