「懸賞」というと、「なすびの懸賞生活」などを懐かしく思い返す人もいるかもしれない。しかし、今の懸賞はさらにパワーアップ。どしどし高額商品も出ている。懸賞は厳正かつ公正な抽選を経て当選者が選ばれる。でも、やっぱりちょっとした工夫で選ばれやすくなる気も。
揚げ物調理器ノンフライヤーや20万円もするアルカリイオン整水器、ロボット掃除機ルンバ、電動自転車といった高額商品を次々と懸賞でゲットしてきた専業主婦の高橋良子さん(40代・仮名)。主婦ならば誰もが欲しがるそれらの商品を粘り勝ちで当てた。
「欲しい商品は当たるまで何度もトライしています。ノンフライヤーはどうしても欲しかったので、3社目の応募でようやく当てました」(高橋さん・以下同)
これまでの当選総額は懸賞歴13年で約920万円。
おせち、ボジョレーヌーボー、クリスマスケーキといった季節商品も懸賞でまかなうようにしている。
「おせちはここ数年買ったことはないですね。昨年は3つのキャンペーンのおせち懸賞に応募して、3つとも当選しました(笑い)」
月に出す応募はがきの枚数は約100枚。応募する懸賞のほとんどが、懸賞企画の対象商品などを購入して応募するクローズド懸賞かラジオ番組でやっている懸賞だ。
「クローズド懸賞の場合、『対象製品○円以上購入』などと条件が決まっているため、たくさん出すと金銭的な負担が大きいので、1~2通の応募がやっと。その分、コメントに力を注ぎます。例えば主催者がスープを販売している会社だとしたら『冬は体の底から温まるしょうがのスープを発売してください』など、主催者側にとって有益と思われるコメントを考えます。
ラジオ番組の懸賞はメールやウェブサイトからの応募が中心となりますから、番組をいかに愛しているかがわかるコメントを書くことがポイント。内容をよく聴いて、番組で流れたフレーズをちりばめた意見やコメントを書くようにしています」
主催者への愛にあふれたコメントが当選への近道になる。
「先日も夫が欲しいと言っていたセイコーの高級腕時計、アストロンをラジオ番組の懸賞で当てました。番組の内容をしっかり聴いて、感想を詳しく書いてその番組がいかに好きかアピールしました」
※女性セブン2014年8月21・28日号