芸能

田原俊彦35周年ライブ 過去の映像にファン歓喜で田原苦笑い

 デビュー35周年を迎えた歌手・田原俊彦が8月2、3日に品川ステラボールで、『ALL SINGLE’S LIVE』を行ない、デビュー曲『哀愁でいと』から最新曲『LOVE&DREAM feat. SKY-HI / Bonita』まで、シングル全69曲を2日間ですべて熱唱した。

 スペシャルイベントならではの憎い演出も、際立っていた。初日はシングル発売順で奇数曲を、2日目は偶数曲を最新曲から下っていく方式で歌っていくなか、スクリーンには懐かしい映像が流れたのだ。近年の曲だけでなく、『NUDE』『思い出に負けない』『ダンシング・ビースト』というジャニーズ事務所所属時代のプロモーションビデオも映し出された。

 初日、1989年発売の『ひとりぼっちにしないから』のイントロが流れると、『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)出演時の映像が流れ、会場からは大喝采。『抱きしめてTONIGHT』では、『教師びんびん物語』(フジテレビ系)のオープニング映像や名場面が流れた。

 その後、『チャールストンにはまだ早い』では、時代劇『沖田総司』(日本テレビ系)の撮影現場から中継した『ザ・ベストテン』(TBS系)の映像が流れ、大盛り上がり。2日目も、ドラマ『逃亡者』(フジテレビ系)、『愛してるよ』(テレビ朝日系)などのシーンが放映され、懐かしの映像にファンは大喜び。

 あまりのファンの熱狂ぶりに、田原も「みんな、あっちばっかり見ないでよ。(自分を指差して)俺が主役だから。あれ、昔のヤツだから」と苦笑い。『夏ざかりほの字組』『恋すれどシャナナ』というデュエット曲では、ファンをステージに上げるなど、絆の深さを確かめ合った。

 MCで、照れ屋の田原が真面目に語り出すと、それまで歓声しか聞こえなかった会場は空調の音が聞こえるほど静まり返った。

「僕は、みんながいなきゃ、この世界からとっくの昔にいなくなっている。こんな男ですから、『今に見てろよ』と思って、日々やっています。僕を支えているエネルギーの一つなので、これからも、この気持ちを切らさずに頑張って行きます」

 ファンにも支えられ続けて迎えたデビュー35周年。ファンの大切さを誰よりも知っている男は強い。

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン