昨今全国各地で行われるようになった「街コン」ブームから派生して盛り上がっているのが、再婚相手や老後の友人を探す「シニア街コン」。地方の自治体や団体・企業などが主催する「地域振興型」と結婚相談所などが運営に関わる「婚活型」、2つの潮流がある。
「婚活型」のシニア街コンの中でも、大規模なのが「GGCモールコン2014」だ。主催するのは大手スーパーのイオングループ。4月11日に開かれた第2回は千葉・幕張で行なわれた。参加人数は男女合わせて約50人だったという。
ちなみに「GGC」とは、「グランド・ジェネレーションズ・コレクション」の略。グランド・ジェネレーションとは、イオンが提唱する50代以上のシニア層の客の呼称だ。
イオンは2011年からシニア層の獲得を前面に掲げており、シニア街コンにはその戦略を強く消費者に印象づける狙いがあるという。
参加者はイオンモール幕張新都心店内にある「よしもと幕張イオンモール劇場」でお笑いライブを観賞、その後はカフェタイムを過ごす。イベント中には婚活セミナー講師が同行し、「あの人ともっと話がしたいんだけど……」「自分をもっと上手にアピールしたい」など、参加者から出る悩みに応じてサポートする。
参加は独身者限定だ。男性50~65歳、女性40~60歳となっているが、男性には年齢以外にも学歴や職種、年収などの条件がある。次回開催は翌年で、参加費用は未定という。
※週刊ポスト2014年9月5日号