国内

噴火対策 コンタクトレンズでなく眼鏡着用し車の移動やめる

 9月27日に噴火した御嶽山は活火山だったとはいえ、「警戒レベル1」に区分されていた。つまり、活火山は全て、いつ噴火してもおかしくないのだ。私たちが活火山に入山する際、どんな準備をすればよいのか。防災システム研究所所長の山村武彦氏が解説する。

「行く前に、まず気象庁のホームページでその火山の危険度を調べて、規制区域があるかないか、そのあたりを頭に入れることが大事です。持ち物は、降灰対策の防塵マスクとゴーグルに加えて、ヘルメットもあるといいです。それから、コンタクトの人は、コンタクトを外して、メガネのほうがいいです。コンタクトをつけていると、万一火山灰が目に入った際、結膜炎や角膜損傷になる危険性があるんです」

 いざ噴火に直面した場合は、以下のことに注意しよう。

「原則として、近くの避難小屋や山小屋に避難してください。避難する際は防塵マスクとゴーグル、ヘルメットをして、極力、谷や窪地を避けることが大切です。谷地には火砕流や火山ガスが流れてくる可能性がありますから。もし近くに避難所がなければ、大きな岩陰に隠れて、降ってくる岩石から身を守るため、リュックを頭の上に乗せましょう。体を小さく丸めることも大事です」(山村氏)

 また、活火山の近所に住む人にも注意点が。噴火した際、絶対にしてはいけないのが、車での移動なのだという。

「火山灰で視界不良なことに加え、ワイパーを回すとフロントガラスに傷がついて、より視界が悪くなるんです。道路上の降灰によって横滑りする危険性も高まるので、噴火時の車移動は厳禁です」(前出・山村氏)

※女性セブン2014年10月16日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン