米でカンザスシティ・ロイヤルズがポストシーズン8連勝でワールドシリーズ進出を決めれば、日本でも阪神タイガースがクライマックスシリーズ5勝1分けの無敗で日本シリーズへ──。破竹の勢いで勝ち進んだ両チームの共通点はそれだけではない。話は29年前の1985年にまで遡る。
1985年といえば、『夕やけニャンニャン』の放送が始まり、秋元康氏プロデュースのおニャン子クラブが人気だった頃。そんなバブル前夜に、両者は日米でそれぞれチーム初の頂点に立った。
しかしその後、弾けたバブルと同様に、奇しくも両者の成績も低迷した。阪神はBクラス常連となり、1998年からは4年連続最下位を記録。一方のロイヤルズも後を追うように、100敗以上が続き2004年から4年連続の最下位。
阪神が優勝すれば景気が上向くというジンクスがあるが、29年前のように阪神がシリーズ制覇を果たしバブルの再来なるか、と期待しているのは安倍晋三首相だけではないはず!?
※週刊ポスト2014年11月7日号