10月末、ハロウィンに盛り上がる東京・六本木。とうに終電が終了した街には、過激コスチュームで肌を露出させた美女たちがあふれ返った。
日頃はチラ見しようものなら、「キモ~イ」と返してきそうな彼女たちもこの日ばかりは違った。「週刊ポストです」と声をかけると「逮捕しちゃうぞ!」「ガウゥゥゥ」とノリノリでカメラにポーズ。彼女たちの職業を聞くと、意外にもお堅い業界の子が多数。“ハイレグ女豹”の彼女は金融関係の仕事を終え、六本木駅のトイレで変身して街に繰り出した。
何やらおじさんにはピンとこない乱痴気騒ぎだが、いまやハロウィンの市場規模は1100億円に拡大。日本の景気に大いに貢献しているのである。
そのおこぼれにあずかったのが、六本木~渋谷間の終夜バスだ。猪瀬前都知事の肝煎りで始まったものの、常にガラガラ。ついに打ち切りが決まり、奇しくもこの日が運行終了日となったのだが、大勢のコスプレ集団が乗り込み、一晩の利用者数は過去最多となりました。
※週刊ポスト2014年11月21日号