米メジャーリーグ(MLB)では来季のためのトレード交渉が繰り広げられるGM会議が開催され、日本人選手たちの動向も気になる時期になった。ロイヤルズの外野手としてワールドシリーズに出場した青木宣親は、今年の移籍市場で大人気だ。
「外野のどこでも守れてスピードがあるため、需要が高い。今季は試合後半には守備固めを送られることも多かったが、そのマイナス面を上回る活躍をした」(MLB研究家の福島良一氏)
途中交代させても文句をいわず、黙々とプレーするのも好印象。レギュラーと控えの中間のような便利な選手として使えるため、年俸1000万ドルを超える大型契約を結ぶ必要がない。要は「使い勝手の良さ」がニーズを高めている。
「今季の年俸195万ドルの数倍の条件で複数年契約を結ぶのは間違いない」(MLBアナリストの古内義明氏)
すでにレッズが獲得に乗り出しているという情報もある。1番打者ながら出塁率が.292と悪いハミルトンに替わって、.349の青木が来季は赤いユニフォームで活躍しているかもしれない。
※週刊ポスト2014年11月28日号