ライフ

2年の単身赴任期間に何が? テレビに挨拶するようになった夫

 環境が変わると、人間も変わる…。千葉県に住む派遣社員の女性Oさん(47才)の夫(50才)は、2年間単身赴任をしている間に、どうも変わってしまったらしい。Oさんが、告白する。

 * * *
 2年間の単身赴任を終えて夫が戻ってきたの。「あ~あ。おれはひとり暮らしのほうがいいなぁ。今さらまた家族と暮らすなんて、面倒くさ~」と憎まれ口をたたいていたけど、うれしそう。

 しょっちゅう、メールや電話がかかってきていたし、本当は寂しかったんだろうと思って、初日は鍋をつつきながら一家だんらん、と考えた私がバカだったわ。

 食事中、夫はずーっとテレビに向かいっぱなしで、私が話しかけても「ああ」と「おお」だけ。なのに、バラエティー番組で芸能人の結婚が発表されたら突然、「あちゃ~! お前ら結婚したの~。いや、同業者がうまくいくわけがないよ。やーめたほうがいいって」と、大声を出すんだわ。

 お笑い番組が始まれば「違う。そのツッコミ、違うってば!」だの、「ハハハ! やっぱあんたは面白いね~」と、テレビ画面に向かって指差して、テレビのディレクター気取り?

「ねえ、あなた、せっかく家族でいるんだから、家族で話そうよ」と、やんわりと声をかけると、「どういう意味? みんなでテレビ見て、好きなこと言っているのって楽しいじゃん」とキョトンとしているの。 朝は朝で、私が「おはよう」と言っても「おお」なのに、“7時のニュース”のアナウンサーが「おはようございます」と言うと、きちんと頭を下げて「おはようございます」。

 2年の単身赴任が夫を変えたのか、元からこうだったのか、なんだかわかんなくなっちゃった。

※女性セブン2014年12月25日・2015年1月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン