忘年会やホームパーティーの出し物を失敗して、痛い思いをすると後々まで語り継がれる悲劇と化してしまう。今準備に張り切っているあなたに、教訓にしてほしい悲劇の数数――。49才の会社員A子さんは、2012年の職場の忘年会でやるせない思いを味わった。
「忘年会1か月ほど前に上司に『何でもいいから盛り上げて』と言われたんです。音楽大学出身なので、これは見せ場だと得意のピアノの弾き語りを披露しようと張り切って練習しました。
ところが。当日、『ムーンライト・セレナーデ』を弾き始めた途端、酒に酔った上司が『気取ったやつはいいから!』と演歌の歌本を持ってきて『きよしのズンドコ節』の伴奏をリクエスト。すると次々に他の上司や同僚も私に頼みだし、私はただの伴奏マシーンに…。だったら最初からカラオケに行けよ!と叫びたくなりました」
さらに、東京都に住む主婦、B美さん(53才)は、学生時代の友人と毎年“忘年会旅行”を楽しんでいる。2013年は宿泊先の温泉旅館で危うく「出禁」になりかけた。
「旅行先の旅館やホテルで毎年余興をするんです。そこで、女友達の1人が、ポールダンスを踊り始めました。50を超えたおばちゃんがセクシーな衣装で、旅館の柱にまとわりつくものだから、みんな大ウケ。悪ノリした男たちも上半身裸になって一緒に踊りだし、盛り上がりは最高潮…という時でした。背後から異様な視線を感じ、振り返るとそこには顔を真っ赤にした若女将が立っていたんです。
『うちの旅館でそんなハレンチなことをしないでください!』って怒られちゃって。裸の男女が絡み合ってるように見えたみたい(苦笑)。大人が並んで正座して、『ごめんなさい』とひたすら謝りました。あー恥ずかしかった」
※女性セブン2014年12月25日・2015年1月1日号