芸能

柳楽優弥 理想の自分に全く近付けず食に走った過去明かす

ドラマ『まっしろ』、朝ドラ『まれ』に出演の柳楽優弥

 キリッと上がった目力の強い少年が、上半身裸で物憂げに視線を落とす──映画『誰も知らない』での鮮烈なデビュー、カンヌ国際映画祭・男優賞受賞から10年。14才にして役者として認められた柳楽優弥(24才)だが、この10年の間には、多くの壁にぶつかっていた。それを乗り越え、いま立て続けに作品に出演する彼の素顔に迫る──。

 ドラマ『まっしろ』(TBS系、毎週火曜22時~)ではアメリカ帰りの医師、次クールのNHK連続テレビ小説『まれ』ではスローライフを愛して働きたい時だけ働くイマドキの若者と、振り幅の大きい役どころをほぼ同時期に演じることになる。

「初めて作品が重なるんです。作品で相手役の女優さんが変わるから、切り替え自体は割と楽ですよ」

 俳優・柳楽優弥はストイックで神経質な役が多い、鋭いイメージ。だが実際はボソボソッと話し、イメージとはちょっと異なるが…。

「いろんなことに興味がある好奇心旺盛なタイプ。無駄なこと話してる暇があったら何かやりたいなって思っちゃうんです(笑い)」

 目力の強さはデビュー当時と変わらない。若くして大業をなしたが、平坦な道だったはずはない。

「14、5才から、“10代でこのままいったらおれ、ダメな人間になる”って思ったんです。悩んだ末に、いろいろな世界を見てみたくてバイトを始めました。車のディーラーやら飲食店の店員やら。今、その時の経験が大いに役立ってますね。全く後悔はないけど、反省点は山ほどあります。食べすぎて太っちゃったりとか(笑い)。理想の自分に全く近付けないことにイライラして、完全に食に走りましたね。でも家族のサポートもあって、ダイエットにも成功したんです」

 19才で結婚し、長女はもう4才になる。

「娘の運動会に行ったら、パパの競争がありますからね。“おれが競争する時は、意地でも他のパパに負けない”って。いちばん若いから、絶対負けられないって思って」

 大きな目を見開いて話してくれる意外な姿に感動しつつ、今後は“奮闘パパ役”にも期待大だ。

※女性セブン2015年3月19日号

関連記事

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン