ビジネス

3ロール5000円のトイレットペーパー 通常の10倍時間かけ製造

超高級トイレットペーパー『羽美翔』(3ロール/税込・5400円)

 毎日欠かさず使う消耗品であるトイレットペーパー。12ロールで300円前後が一般的だが、3ロールで5000円もする最高級品があるという。その高級品は、『羽美翔』(はねびしょう・3ロール/税込・5400円)だ。製造するのは高知県の望月製紙。

「世界一を目指し、こだわりの最高級の商品を作りたいと思ったのがきっかけです。トイレットペーパーの柔らかさを追求すればするほど、原料のパルプの配合が難しく、すぐに破けたり、硬くなったり…。機械にも負担をかけ、1週間トイレットペーパーが製造できない時もありました」

 同社の森澤憲司さんはそう振り返る。

 製造機械を高速回転させると紙全体が強く引っ張られ、表面がつるつるした硬い紙になってしまう。柔らかさを追求するためには、紙をなるべく引っ張らずにゆっくり巻き取らなければならない。さらに原料パルプを溶かす叩解を最小限にとどめることで、ふんわり感は増し、パルプ繊維の特長を生かすことができるようになる。

「世界に100種類以上あるパルプの中から最高級の純粋パルプを厳選。飲料水にも使える清流・仁淀川の伏流水を使用。日によって変わる気温や湿度に合わせ、原料を溶かす叩解度、乾燥温度、クレープ度を微調整しながら、作り上げています。

 他社製品に比べて5~10倍の時間がかかり、1日に150ロールしか製造できない、プレミアムロールです。ふんわり、柔らかで、しっとりした使い心地ですが、ローションや香料も一切使っていません。敏感肌のかたにも安心して使っていただけます」(森澤さん)

 京都の手張り職人による高級土佐和紙が使われた外箱も美しい。マツコ・デラックスが、明石家さんまへの誕生日プレゼントに贈ったという逸話もうなずける。製造方法の微調整に加え、社長自身の肌で品質を毎日チェック。柔らかさを追求し続ける「羽美翔」。その肌触りを実感してみたい。

※女性セブン2015年5月7日号

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン